dachs飼主の四国巡礼旅2日目

 2020年11月11日(水)、徳島から香川県に向った。香川県の8札所を巡礼してきた

ツアー記録

2日目巡礼(徳島から香川)



 今日は、四国八十八カ所最後の霊場香川県大窪寺にバス移動し、そこから巡拝してゆく。本日は8ヶ寺遍路、愈々バスによるお遍路旅がスタートする。
 6時半に5階食堂で朝食。慌ただしく用意をし、7時20分にバスは出発。今回は逆打ちで、徳島でなく香川から巡拝するので徳島から香川まで高速道路で奔る。その間、添乗員から数珠の持ち方やお経の詠みかたを教えてもらった。
 最初は脇町ICを降りて88番霊場大窪寺へ向かう。ここから巡礼の旅が始まる。午前8時30分大窪寺に着。紅葉真っ盛りで綺麗だったが観光ツアーではないので初めての巡拝ツアーに緊張した。山門、両仁王さんに頭を下げ、左側通行で金剛杖を左手に頭陀袋を右手に持って本堂に向かう。本堂と大師堂では蝋燭線香賽銭拝礼納札のあと、先達のリードでお経というかお念仏を唱える。お経は唱えたが、御本尊によりお念仏が違うので経文を観ながらでも難しかった。とても緊張した。納札には巡拝日、住所、名前、年齢を事前に書いて納めるのだが、事前に書いておくことを知らず、このお寺だけは残念ながら納札箱に入れること、能わず。旅行前に巡拝の心得を良く読んでおくべきだった。ご本尊は薬師如来で左手には普通薬壺をお持ちだがこの如来さまはほら貝をお持ちらしい。女性の入山が、早くから認められ女人高野としても栄えていたらしい。
 9時15分にバスは大窪寺を離れ、87番長尾寺に向かう。半時間かかって、9時40分に到着。大窪寺で一通り真似をしてきたので、長尾寺では大分慣れてきた。バス中で書いた納札も納めてきた。源義経の側室「静御前」が出家得度したお寺としても知られている。10時15分に出発。
 86番志度寺へは10時30分に到着。海辺の大きな敷地の寺であった。珍しく五層総ひのき造り五重の塔もあった。宝物「面向不背の玉」を乳房に埋め込んで隠した海女にまつわる伝説のお寺さんである。
 11時に出発し、ちょっとばかり早いが11時15分に食堂「うどん本陣山田家」でお昼。朝が早かったので、早めの昼食らしい。人数が1人2人3人とばらばらのメンバーなので、遅く入室したdachs飼主夫妻は別れ別れに座ることになった。天婦羅釜揚げ饂飩で本場讃岐うどんはやはり美味かった。11時50分過ぎにバスは出発し、八栗寺に向かう。12時丁度の八栗ケーブルカーに乗って約5分、降りた場所から八栗寺境内に入る。ケーブルカーは一部床部が細い鉄柵になっており、換気と下を見る恐怖の意味がある。
 帰りは12時45分発で、バス駐車場に戻った。午後1時ちょうどにバスは出発し、次の84番屋島寺に15分ほど登って到着。四国霊場唯一鑑真和上が開基したお寺として有名だそうで、十一面千手観音坐像がご本尊。右窓から瀬戸内の美しい景色が見えた。写真撮影はあっという間でできなかった。観光ツアーでは無いので致し方が無い。参拝後午後1時45分にバス出発。
 83番一宮寺には午後2時20分着。大きな楠木が印象的なお寺だった。ここは讃岐で一番格式の高い「田村神社」別当寺として著名。2時50分には次のお寺82番根来寺に向かった。
 午後3時30分根来寺へ到着。登り降りの階段が多いお寺さんだったが、大体各寺30分ほどの巡礼時間になるようだ。木々が多く緑濃いお寺でした。ここは牛鬼伝説で牛鬼像や「牛鬼の角」があるらしい。
 午後4時に出発し、15分ほどで本日最終の81番白峯寺に着いた。境内には四国で唯一の天皇の墓所である白峯陵が隣接し、香川県の保存木に指定されている樅(モミ)の巨木も印象深い。紅葉が美しい。関東より少し季節は戻るが、お寺の紅葉はなんとなく品があるように思う。最後の仏前勤行なのでしっかり唱えた。
 今日は8ケ寺、般若心経だけで16回、それ以外に各種念仏をご本尊毎に読経してきた。初日巡礼8カ寺で巡礼習慣を会得できた気がする。バスの中では出発時とホテルに行くときにバス内にて全員が数珠と経文を持って「勤行」する。あと80寺も残っているが。。。
 午後4時50分に白峯寺を出て、休暇村讃岐五色台には午後5時15分に到着。宿に着いたら汚れてはないが早速金剛杖を洗う。これは、宿に戻る際必ず行わねばならない。食事は午後6時半からとなる。宿からは瀬戸内が一望できる絶景のシーサイドビュー。夕闇がせまっていたがナントカ瀬戸大橋は写真に撮れた。
 今夜は6時半から夕食となる。3日間溜った衣服をコインランドリーで洗濯と乾燥が食事前のツレアイのお仕事。その間にブログを書いてアップできた。
 明日朝食は6時50分、出発は7時40分と案内があった。今日の歩数は14,500歩。やはり遍路は歩くのが供養。


88番大窪寺内の参道両側にも美しい紅葉が眼を奪う これからが楽しみ

阿波
観光ホテル
06:30徳島県
 徳島市
朝食
阿波
観光ホテル
07:20徳島県
 徳島市
午前7時20分に香川の88番札所に向かう
医王山
 大窪寺
08:30香川県
 さぬき市
補陀洛山
 長尾寺
09:40香川県
 さぬき市
補陀洛山
 志度寺
10:30香川県
 さぬき市
山田家11:15香川県
 高松市
昼食
五剣山
 八栗寺
12:10香川県
 高松市
ケーブルカーに乗り換え
南面山
 屋島寺
13:15香川県
 高松市
神毫山
 一宮寺
14:20香川県
 高松市
青峰山
 根香寺
15:30香川県
 高松市
綾松山
 白峯寺
16:15香川県
 坂出市
休暇村
讃岐五色台
17:15香川県
 坂出市
午後5時30分頃、ホテルに到着予定
18:30香川県
 坂出市
夕食

旅情報ミニ

大窪寺

 大窪寺(おおくぼじ)は、香川県さぬき市多和兼割にある寺院。医王山(いおうざん)遍照光院(へんじょうこういん)大窪寺と号する。本尊は薬師如来。宗派は真言宗大覚寺派。四国八十八箇所霊場の第八十八番札所であり、納経印は「結願所」(けちがんしょ)となっている。


長尾寺

 長尾寺(ながおじ)は、香川県さぬき市長尾西にある寺院。寺伝によれば天平11年(739年)行基が当地で楊柳に霊夢を感じその木で聖観音菩薩像を刻み、堂宇に安置したのが始まりとされ、その当時は法相宗とされた。四国八十八箇所霊場の第八十七番札所。


志度寺

 志度寺(しどじ/しどうじ)は、香川県さぬき市志度にある真言宗善通寺派の寺院。本堂の背後で境内の北は志度湾で瀬戸内海が広がり、ひとつ前の札所である八栗寺のある五剣山と屋島が臨める。四国八十八箇所霊場の第八十六番札所。


八栗寺

 八栗寺(やくりじ)は、香川県高松市牟礼町牟礼字八栗にある真言宗大覚寺派の寺院。歓喜天霊場として知られ、木食以空が東福門院から賜った伝・弘法大師作の歓喜天が祀られていて「八栗の聖天さん」と呼ばれる。四国八十八箇所霊場の第八十五番札所。


屋島寺

 屋島寺(やしまじ)は、屋島の南嶺山上(香川県高松市屋島東町)にある真言宗御室派の寺院。律宗の開祖である鑑真が天平勝宝6年(754年)朝廷に招かれ奈良に向かう途中に当地を訪れて開創し、そののち弟子で東大寺戒壇院の恵雲がお堂を建立し屋島寺と称し初代住職になったという。四国八十八箇所霊場の第八十四番札所。


一宮寺

 一宮寺(いちのみやじ)は、香川県高松市一宮町にある真言宗御室派の寺院。寺伝によれば、義淵により法相宗の寺院として大宝年間(701年 ー 704年)に建立され、年号にちなみ大宝院と称したと伝えられる。四国八十八箇所霊場の第八十三番札所。


根香寺

 根香寺(ねごろじ)は、香川県高松市中山町にある天台宗単立の寺院。五色台の青峰(標高449.3m)の中腹(標高365m付近)に位置し四国八十八箇所霊場第八十二番札所で霊場中10番目の高さ。


白峯寺

 白峯寺(しろみねじ)は、香川県坂出市の五色台の白峰中腹の標高280m付近にある真言宗御室派の寺院。すべての干支の守り本尊が各堂に祀られており、四国で唯一の御陵である白峯陵が隣接する。年中花が楽しめ、特に春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉が有名で多くの参拝者が訪れる。四国八十八箇所霊場の第八十一番札所。


2日目アルバム 98枚

 下の拡大写真やスライドショーが楽しめるミニアルバムに入っています。


阿波観光ホテルで
朝食を戴く

今日も晴の予報

阿波観光ホテルの
ロビー

愈々出発

バスに全員が乗り込んだ
四国お遍路の旅を締めくくる
結願の寺
「大窪寺」

本堂

紅葉の時期

大師堂にお詣りする

鐘楼

立派な山門で拝礼

源義経の側室
静御前出家の寺
長尾寺

讃岐の札所では
最も古い歴史の寺
志度寺

さぬき市志度のマンホ

山門には仁王像と
大草鞋が多い

緑濃い参道を進む

お昼は饂飩の老舗

縁結びや商売繁盛
のご利益で人気
八栗寺

ケーブルカーに乗車

中間で上り下りが
すれ違う

多宝塔

バスに載る際には
手指の消毒

讃岐屈指の景勝地に
広がる堂々たる伽藍
屋島寺

蓑山大明神の狸

高松市郊外の田園風景
に建つ閑静な寺
一宮寺

高松市のマンホ

五色台青峰山に佇む
牛鬼伝説の札所
根来寺

崇徳上皇の霊を祀る
頓証寺殿と並び建つ
白峯寺

今夜の宿
讃岐五色台の和室

宿の夕食

初めての坂階段連続で
少々疲労