八千代八福神

 令和7年11月、千葉県八千代市で七福神ではなく、珍しい八福神があるのを知って順拝しようと思った。

恵比寿 吉橋 貞福寺吉祥天 小池 妙光寺大黒天 真木野福禄寿 保品 東栄寺
弁財天 米本 長福寺毘沙門天 村上 正覚院寿老人 萱田 長福寺布袋尊 高津 観音寺

八福神散歩の記録

八千代八福神略図

旅の事前ミニ知識

毘沙門天(正覚院) 村上

 四天王の随一、北の守護神、多聞天のこと。梵名をバイシラバナといい、護国護法の神、福徳財富の神、独尊としても崇拝される。毘沙門天の腹部にある鬼面を天邪鬼(あまのじゃく)といい、本来水神のなごり。


弁財天(長福寺) 米本

 もともと弁才天とも書き、弁天ともいう。梵名をサラスバチーといい、インドのサラスバチー河を神格化したもの。弁才・音楽・衣食住・財福をあたえ、天災地変を徐滅する神。農耕の神としてよく水辺に祭られている。


大黒天(妙徳寺) 真木野

 梵名をマハー・カーラといい、マハーは大、カーラは黒暗の意なので大黒天という。大自在天(シバ神)の化身といわれ、戦闘・財福・冥府の三神の性格を持つ。施福の善神として商家で尊崇される。


吉祥天(妙光寺) 小池

 五穀豊穣など一切の福徳を司る天尊で、藤原時代以降には毘沙門天の后とされた。ヒンズー教三大神の一つであるビシュの妃、梵名をシリー・マハー・デビーという。唐服のきれいな姿である。福神選択史の中で七福神に加えられることもあった。

福禄寿(東栄寺) 保品

 中国の神。南極の化身といわれ、人望をあらわす。また福(幸福)と禄(高給)と寿(長寿)を授けるという。寿老人と同体異名という説もある。


恵比寿(貞福寺) 吉橋

 日本固有の神。もとは「エビス」は異邦人をさし、異境から来臨して幸いをもたらす客神(まれびと)であった。イザナギノミコト、イザナミノミコト二神の間に最初に生まれたヒルコノミコト、またはコトシロヌシノカミともいわれる。辺境の海辺の異民族の神であったらしい。航海の神・漁業、商売繁盛の神として尊崇される。

布袋尊(観音寺) 高津

 中国の禅が生んだ福の神。唐末五代のころに実在した釈契此(しゃくかいし)という高僧の姿で、中国では弥勒仏の化身と信じられている。その姿はおおらかさを表現し、堪忍と和合を教えてくれる。


寿老人(長福寺) 萱田

 寿老神とも書く。中国の長寿の神、老人星の化身、老子の化身ともいわれる。無病長寿を守護し、毎年2月上旬の夜、地平線に出現するという。七福神の中に寿老人を除き吉祥天を入れる例もあった。

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